2020年から小学校でプログラミング教育が始まる!その3

2020/01/07

テクノロ通信:

ついにプログラミング教育が小学校にやってくる


2020年度より必修化されるプログラミング教育。「なぜプログラミング教育が必修化されるのか?」、「子どもたちは何を学ぶのか?」についてシリーズで解説していきます。

今回は、「子どもたちは何を学ぶのか?」について解説します。

子どもたちは何を学ぶのか?


文部科学省の有識者会議「議論の取りまとめ」において、以下の内容があげられています。

1.身近な生活でコンピューターが活用されていることに気付くこと。

2.問題の解決には必要な手順があることに気付くこと。

3.各教科で育まれる思考力を基盤としながら、基礎的な「プログラミング的思考」を身に付けること。

プログラミング教育において、プログラミング的思考を身に付けることに重きが置かれています。


また、中学校のプログラミング教育が技術家庭科の項目になっているのに対し、小学校でのプログラミング教育は、算数・図画工作・理科・音楽など、様々な教科で行われることになっています。

これは各教科の指導を通して思考力、判断力、表現力を育むことを狙いとしています。

すでにプログラミング教育を取り入れている小学校もあり、「プログラミング教育実践ガイド」として、文部科学省のホームページで紹介されています。

プログラミング的思考は、どんな時代やどんな状況でも、普遍的に求められる資質・能力と考えられています。自分で考え解決していける力を身に付けておけば、仕事だけでなく、日常の生活で問題に直面した時も役に立ちます。

こうした考え方が身に付くことことにより、わからない問題を解いていく楽しみも生まれ、勉強へのやる気を高めることにもなり、子どもの将来の選択肢を広げることにも繋がる可能性があります。