「試験中にスマホを使ってOK。」2月にそんな入試を行う学校があります。
東京女子学園中学校が2月1日、2日に「スマホの持ち込みOK」というルールで試験を行います。
東京女子学園中学校(東京都港区)はこのほど、2020年2月に実施する入学試験の算数で、スマートフォンの持ち込みを認めると発表した。受験者はスマホの検索機能や計算機能などを自由に使い、試験問題に回答する。同校によると、スマホの持ち込みを許可する入試は日本初という。
【こんな問題が出る】
例えば「アイスクリームを食べる量と気温はどのような関係にあるか」「日本中にアンパンマンのぬいぐるみは何個あるか」といった問題を出題し、ネット上の資料を読み解き、判断や説明ができるかを問う。
指定されたURLのページを開けるか、文章を入力できるか、提示された情報から場所を特定できるか──といったスキルも試す。
スマホを持っていない受験者には、学校がタブレット端末を貸し出す。試験中、問題を外部に送信したり、外部の人とやりとりしたりすることは禁止する。
同校は「情報の変化速度と量が加速度的に増加している現代では、知識の細かさや量だけが問題ではなく、情報をどう得るか、どう評価するか、どう活用するか、そのためにどう学ぶかが重要な能力になる」と説明している。
2020/1/16 読売KODOMO新聞
中学入試では最近、小学校時代に自分のがんばってきたことを発表する「プレゼンテーション型入試」など、特色ある形式の入試が続々登場しています。
検索して答えを見つける力を「検索力」というなら、「検索力」は情報化社会の中で生きていく上で必須のスキルになろうとしています。
従来のように知識の量を問うのではなく、持っている知識や集めた情報をうまく活用することがこれからの社会では生きていく上での武器だと感じています。